足譜面書きたい・・・けどStepManiaで書くのは難しい・・・どうすればいいの・・・って方、多いと思いますので作譜用ツール「ArrowVoltex」の使い方をそれとなく説明します。基本の基本なのでこれだけ覚えれば譜面が書けます。ソフラン?知らんな(応用編に記述しています)

・ダウンロード
ここからどうぞ

※DLしていざ起動したら「MSVCP120.dllが見つかりません」的なエラーが出た場合はここからx86用のランタイムをDLしてください。
・作成
さてさっそく作っていきましょう。まずはフォルダを作成し、その中に曲ファイルを入れましょう。そしてその曲をArrowVoltexのアイコンにドラッグすると起動します。また、ArrowVoltexを普通に起動して、その中に曲フォルダをドラッグ&ドロップすると曲を読み込みます(中に譜面が入っている場合譜面も読み込みます)
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こんな感じで出てきます。緑色のは曲の波形です。
初期設定では出てないと思うので上のタブのView→Time based(C-mod)に設定すると出ます。簡単に説明すると、
・C-mod:ソフラン等が無くなり一定の速度で流れる(停止等は譜面横に表示される)
・X-mod:譜面再生時に停止等を表示する(波形は出ません)
という感じです。


さてファイルが開けたところでいろいろ設定していきましょう。
・BPM
タブのTempo→Adjust Syncを開きます。
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こんな感じの画面が出てきます。
Find BPMを押します。
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曲からBPMを判別して結果を表示してくれます。神。
一番それと思われるBPMを押して下のApply BPMを押すと曲のBPMとオフセットの設定は完了です。超便利。
大体小節の始まりの位置がずれているのでMove first beatの横のアイコンを押して開始位置を調整しましょう(これは譜面を作成して矢印を一つ置いてから行うといいかもしれません)
注意:生演奏の曲等BPMがわずかに揺れている曲は自分で調整する必要があるので過信しないようにしましょう。


・曲名とか
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FileタブからPropertiesを開きます。こんな感じの画面が出てきます。
Title:曲名
Subtitle:曲名の下にちっちゃく表示されるやつ(なんとかRemixみたいなのがあればこっちに入れればいいと思います)
Artist:曲のアーティストを入れます。作譜者じゃないです。
Credit:スルーしてもいいです
以下は各ファイルの場所。
Music:曲をドラッグしていれば最初から入っていると思います(編集が雑)
BG:背景です。背景の画像名を入れて右の虫眼鏡マーク押すと反映されます。拡張子もお忘れなく。
Banner:バナーです。背景と同じです。
CD Title:バナーの右下らへんにくるくる回ってるあの画像を指定します。特にこだわりがなければスルー。
Preview:選曲画面で曲を選択したときに流れる領域を設定できます。Tabキーを使って範囲選択(一回押して開始地点、終わりの場所でもういっかいTabキーを押すと範囲選択できます。かなり使うので覚えておきましょう)してSet regionを押すと設定できます。再生ボタンで実際に聴くことが出来ます。
Disp.BPM:選曲画面上のBPMを設定できます。右のボタンを押すと変更できます。
Default→現在使われているBPMから最大値と最低値を出す
Custom→自分で好きな数値を設定できる。左右同じ数値にするとソフランを隠せます。
Random→DDRのボス曲みたいにBPMを隠せます。悪しき風習。



・譜面を書く
お待ちかね譜面作成(僕は先に譜面を作成してからBPM設定と開始位置の設定をしますが)です。
ChartタブからNew Chart...を選びます。
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Chart type:譜面の種類。DanceがDDRです。作りたい譜面を選びましょう。
Difficulty:譜面の難易度です。難易度の読みの対比はは以下。
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せっかくなので略称も追加しておきます。ITGの場合は難易度の横に難易度の数値を表記します(Expertの16レベルならSX16の様に表記。逆にDDRは難易度だけです)(訂正しました。申し訳)
横の数字はレベル。自分がこうだと思うレベルをつけましょう。レベル表記については、
DDR→現行の表記(20段階)
ITG→過去の10段階表記を元に限界突破した感じ(現行のDDRの難易度からマイナス5するといい感じの数値になります。つまり足18なら13レベルといった感じ)
Step artist:作譜者の名前を入れましょう。譜面のコンセプト書いてもいいです。


さて準備ができました。さっそく書いていきましょう。
StepManiaとの大きな違いはキーボードのショートカットが使えることです。Ctrl+Aを押せば全選択できますしCtrl+ZXCV(左からいっこ戻る、切り取り、コピー、貼り付け)も使えます。
基本的な操作方法とショートカットは以下(ArrowVoltex上でF1キーを押すといつでも見ることが出来ます)
左が日本語訳です。めっちゃ便利なのでぜひ覚えましょう。
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オススメショートカットは保存(Ctrl+S)、テンポ(Shift+T)、Dancing Bot(Shift+D)、譜面情報(Shift+C)、楽曲情報(Shift+P)、新規作成(Shift+N)です。僕はこれくらいしか使いません。ソフラン多用する人ならBPMいじり(Shift+B)も覚えておくといいかも。

タッチパッドないしはタブレットならピンチイン、ピンチアウトで譜面の拡大縮小ができます。便利なのでお勧め。
Numpad addはテンキーの+ボタン、Numpad subtractはテンキーのーボタンです。
とりあえず基本として覚えておくといいのは、
矢印を置く&消す→1234キー(DPの場合は5678キーで2Pサイドを設置)
フリーズアロー→各キーを押したまま矢印キーを動かす
移動→上下キー
矢印の細かさ変更→左右キー
ロール(連打しないと切れるフリーズ)→フリーズを選択してNotesタブのConvertのHolds⇔rolls押すかロールに変換したいフリーズを洗濯して@キーを押す
爆弾ノート→Shift押しながら矢印置くキー
譜面のプレビュー→スペースキー(もう一回押すと停止)(ステマニと違うので覚えておきましょう)
譜面の範囲選択→Tabキーで選択開始(緑色の線が出る)、終点でもういっかいTabキー(範囲が緑色になります)
メトロノーム的なやつ(4分で音を鳴らしてくれます)→F3キー
ハンドクラップ(リズム確認に便利)→F4キー
範囲選択はコピーとかミラーをかけるときにも使うので便利です。

あとSM5と違って自動セーブ機能がありません。消し飛んで嫌な思いしないようにこまめに譜面をセーブしましょう(Ctrl+S)

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そして最後に譜面のプロパティ画面。
Chartタブ→Properties...から見れます。ここから譜面の難易度、StepArtistを変更できます。難しくしすぎた場合、または簡単すぎると思った時の調整ができます。
また、難易度の数字の右にある歯車マークを押すとITG準拠での難易度をAIが判定して教えてくれます(画像の上に出ているのが判定結果です。ちなみに滝譜面だと少な目、同時押しや3枚、4枚同時が増えると難易度が高めに設定されるので参考程度にしておいたほうがいいかもしれません)
Note informationでは総ノーツ数や同時押し(jumpsがそれ)など詳細な内容が確認できます。
一番下のStream breakdownの数字は滝の小節数です。上のメモ帳みたいなアイコンを押すとコピーできます(StepArtist欄に載っている数字が貼り付けをしたものです)



とりあえず何個か譜面書いて操作に慣れましょう。慣れたら続き見てください。













・応用編(慣れてきた人向け)
ソフランと停止
TempoタブからAdjust tempoを開きます。
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BPM欄の÷2ボタンで選択範囲のBPMを半分に、×2ボタンで倍に、スパナっぽいボタンで自分の好きな数値に変更できます。選択範囲の矢印の間隔は元のリズムと同じ速さになるように補完されます。
停止はその下のStop。左のボタンで選択範囲を停止にできます。真ん中のボタンはスタッターギミックと言って一瞬止まるけど見えてるリズム通りに踏めるタイプの停止です(これを使うと表記上のBPMが2倍になってしまうので曲のプロパティでBPM表記を調整してください)
ちなみに下のInsert beatsDelete beatsは今いる場所に1拍空白を置く、また1拍消す機能となります。拍数間違えた時に便利。


Dancing bot
ArrowVoltex独自のスーパー便利機能です。自分で書いた譜面を実際に踏んでもらえます。
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こいつです。スペースキーで曲を再生すると実際に踏んでくれます。
Footswitchはスイッチ譜面、Crossoverは捻り配置です。チェックを外すと普通に踏むかスライドします。実際の動きを確認するとき(体の向きとか)に便利。
デメリットとしてフリーズアローを踏み続けられないので予想しない動きをすることがあることくらいです。まぁ参考程度にしておきましょう。


・滝の自動生成
これもArrowVoltex独自の機能。前向きながら踏める滝を自動で作ってくれます。捻る滝は自分で書くしかないです。
NotesタブからGenerate...を選択。
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Spacingは滝の細かさです。4分から24分まで作成できます。
Maxium note repetitionは滝における配置の最大数を設定できます。
Single columnは片足で同じ場所を踏む回数です。回数を増やせばいわゆる軸配置が増えます。
Paired columnsは繰り返し同じ配置を置いていい回数です。増やすと希に同じ形が降り続けるので2くらいがちょうどいいのかもしれません。
Difficultyは滝のキツさです。つまみを右に動かすほどきつい配置が増えます。とはいえ一番左にもっていっても逆に踏みづらい配置が完成してしまうので適度がいいです。
Start with~はチェックを入れると右足始動の滝になります。左足始動の滝が書きたい場合はチェックを外してください。
あとはTabキーで滝を置きたいところを範囲選択してGenerate notesを押すだけです!お手軽!



・その他
矢印DDRのやつにしたいんだけど
→ViewタブのNoteskinsからClassicを選択するといいことあります
ミラーの挙動おかしいんだけど
→Holizontallyは横方向に、Verticallyは縦方向にミラーをかけます。完全なミラーはBothです。
テンキー無いからノーツの拡大できないんだけど
→Ctrlキー押しながらマウスホイールを回してみてください
ノートでかすぎるんだけど
→ViewタブでMiniを選択して好きな大きさにしてください
ITGって.oggファイルしか読めないって聞いたんだけど変換めんどくさすぎない?
→AudioタブにConvert to oggって項目があるのでぜひ活用してください(ITGがLinuxで動いててmp3エンコーダ無いのが原因なのでWindows機ならOpenITGでもmp3読み込むのでそこまでシビアになることはないです)
面白い譜面書けないんだけど
→自分が面白い!と思った譜面何回も見て真似してみましょう。いきなり良譜面書けるバケモンはそうそういません。コツは踏んでる時の体の向きを意識することです。簡単なところは頻繁に変えて難しいところは要所要所できつい配置を入れることで緩急をつけるといいと思います。




微妙に説明足らずな気がしますがこんな感じです。さぁあなたもレッツ作譜!!!!!!譜面投稿お待ちしています!!!!!!!!!!